子どもとアートのプロジェクト、活動、イベントから子どもの素朴な発見まで、「子どもとアート」をキーワードにお伝えいたします。
樂美術館 土を焼く! 展
平成19年8月5日
夏休み特別企画 親子で見る樂茶碗鑑賞会

京都 樂美術館では毎年夏休みに子ども達を対象とした特別企画を行っている。
「土を焼く!展」がこの夏8月5日(日)に開催された。参加者は小学生中心の子ども達で、ほとんどが保護者同伴での参加だ。子ども達にはワークシートが渡された。館長であり、樂家十五代である樂吉左衛門自らが、子ども達に樂茶碗の歴史から制作工程までDVDを交えてわかりやすく解説をした。DVDでは楽茶碗の制作工程だけでなく、楽焼で使う土、また作業場や窯場だけでなく、窯だきも紹介された。
樂焼は一椀ずつ炭で焼く。
内窯に茶碗を入れ、炭を熾す。
空気を送り込み炭を一気に焼く。
子ども達に緊張感が走った。
低く鈍い音を立てて高く細く炎と火花が舞い上がる。
子ども達は身を乗り出し画面にくいついた、その瞳に赤く燃え上がる炎を映しながら。そして子供以上に惹き込まれていたのは、大人たちだったかもしれない。DVDの中から聞こえる燃え滾る炎の音と、参加者の心臓音がこだましているようであった。
「これ本当に熱いんだよ。むちゃくちゃ熱いんだから。」と樂は会場を和ませる様に、やわらかく親しみ易い物腰で子ども達をそして大人たちを魅了した。
実際に土に触れてみる。2階の展示室には、加茂川の土手の土、工事現場で見つけた土、花壇の土、山歩きで見つけた土、樂家の庭の土など色とりどりの土が並べられていた。子ども達の関心は土に集中した。触りたくてしょうがない。触ってもいいよという声に、水を得た魚のように一斉に指でつついたり、たたいたりして触り出した。子どもは土が大好きだ。小さな手の中に、自分の土をしっかり握り締める。形を創り出す。樂は惜しげもなく手づくねも披露した。子ども達は小さな手に懇親の力を込めて、自らの形を造った。まるで未来の陶芸家の様に。
樂美術館で子ども達は土と火に出逢ったー焼き物の原点である土と火に。
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樂美術館では毎年「夏休み特別企画」として、子供達の為のワークショップを行っています。詳細は樂美術館にお問合せ下さい。









